見ごたえがあり、旅行した気分になれる、レゴブロックで作った世界遺産展
私は世界遺産が好きだが、レゴブロックで作った世界遺産展が東京で開催されるということで、松坂屋上野店本館6階催事場まで行った。
10月28日(土)から11月9日(木)まで開催されるそうだが、本日は2日目。これまで約300万人の来場者がいるそうだ。1回展は日本全国13か所、2008年に開始した第2回展は日本全国14か所、今回は第3回展であるが、シンガポールなど世界でも開催されたという。
入場料は大人600円、小学生300円、小学生未満は無料。大丸松坂屋のクレジットカード等やパルコカードを持っていれば100円引きになるそうだ。
今日は台風の影響もあったのか、人もまばらであった。ちなみに松坂屋上野店は地下鉄の上野広小路駅から雨に濡れないで行ける。
入ってみると、まず日本の世界遺産が展示されたいた。
こちらは1999年に文化遺産として登録された日光の社寺(日光東照宮 陽明門)である。制作期間が23日相当で、日本の世界遺産の中ではトップクラスの製作期間を費やしている。
細部を見ていると色々なパーツがあり、かなり手が込んでいるよう。使ったレゴブロックは12,200ピースであり、全作品の中では平均的な方なので、一つひとつの作業時間がかかっているのではないかと思われる。
こちらは2013年に文化遺産として登録された富士山―信仰の対象と芸術の源泉。全体として見ても美しいが、雪や草木の部分などを細かく配置されている。制作期間はわずか6日相当らしいが、使ったレゴブロックは21,500ピースと大量に使っている。
昨年世界遺産に登録された西洋美術館(ル・コルビュジエの建築作品―近代建築運動への顕著な貢献)も展示されていた。世界遺産としての価値や魅力、登録までの経緯なども紹介されていて、地元として気合いが入っている。
こちらは大澤よしひろさんという方が担当されたそうだが、日本人で初のレゴランド・ディスカバリー・センターのマスター・ビルダーだそうだ。マスター・ビルダーは世界で18名しか認定されていないという。
日本の世界遺産の展示の次はアジアの世界遺産が展示されている。アンコール・ワットや万里の長城、タージ・マハルといった有名どころはもちろん、結構マニアックな世界遺産もある。
アジアが終わると、その他の地域の世界遺産が展示されている。
制作期間25日相当、使用したレゴブロック25,000ピースと全展示物の中でもトップクラスを誇るのが、1984年に文化遺産として登録されたサクラダ・ファミリア(案とに・ガウディの作品群)である。
細かく作られている。実物のサクラダ・ファミリアはまだ完成していないが、レゴブロックの方が先に完成してしまったようだ…。
こちらは1995年に文化遺産として登録されたデンマークのロスキレ大聖堂。尖塔のゴシック様式と手前の円形のロマネスク様式が見事に表現されている。制作期間が27日相当と全作品の中で一番時間がかかっているようだ。
私の一番のお気に入りはこちらの1990年に文化遺産として登録されたロシアの聖ヴァシーリー聖堂(モスクワのクレムリンと赤の広場)。色遣いがカラフルで見ていて楽しくなる。
世界34か国の世界遺産50作品が展示されている。その他にも様々なジャンルで活躍するアーティストの作品も展示されている。
相当見ごたえがあり、旅行した気分になれた。
開催期間:10月28日(土)~11月9日(木)まで
開催時間:10:00~20:00
最終入場は閉場の30分前まで/最終日は16:00まで)
開催場所:松坂屋上野店本館6階催事場
サテライト会場は11月4日からPARCO_ya 2階特設スペース
入場料:大人600円、小学生300円、小学生未満は無料。
大丸松坂屋のクレジットカード等やパルコカードの提示で100円引